こんにちは、KAKOです。
インスタで気になる投稿を見かけたので、私なりに考えてみました。
奨学金返済は誰がするの?
大学進学ってお金かかりますよね。
奨学金の返済をされている方、たくさんいます。
そして返済が出来なくて困っている方がたくさんいて、社会問題にもなっているのはご存知かと思います。
結論から言います。
奨学金は本人(学生自身)が返済するべきもの。
①大学教育は、義務教育ではない
②奨学金を借りてまで本人が行きたいと望んだ
③選択肢は大学進学以外にもたくさんある
④勉強(学び)は大学以外でも可能
(ネットで専門的な知識を低価格で学ぶことが充分に可能)
大学は、絶対に行かなければいけないところ(義務教育)ではない。
行くことを決めたのは・行きたいと望んだのは誰?
もし「親が行け」というから仕方なくという人がいたとしても、それでも行くと最終的に決めたのは本人(子供)のはずです。
だって入試やセンター試験を受けるのは親ではないですよね。
行きたくなければ、試験を申し込まなければ良い。
最悪、試験会場に行かなければ済む。
何故いま奨学金を払えない人が多いのか
「とりあえず大学にいく」
「みんなが行くから大学にいく」
というような安直な考えで適当な大学に行った人が多いからというのも、奨学金が支払えなくて苦しい思いをしている人が多い要因の一つでしょう。
4年制大学へ通うには、400万円以上もお金が必要なんです。
400万円ですよ。超大金ですよね。
400万円を稼ぐのがどんなに大変か、高校時代にバイトでもしていたら簡単に分かるはず。
その大金を奨学金という名の借金をしてまで、自分が大学に行かなければならない理由を説明できますか?
そこまでして何を学びたいの?
大学卒と高校卒で年収が違う、とかいいますが
それは大手・優良企業に勤める事ができた超一部の優秀な人達だけ。
名前もよく知られていないような大学へ行って(むしろ有名大学へ行ったとしても)その大学へ行ったおかげで、年収が高くなる人って実際に何パーセントくらいでしょうか。
もちろん奨学金制度は、使うべき人が使えば良い制度
それでも奨学金制度は、正しく使えば良い制度であることは間違いない。
大学や専門学校への進学が悪いことだとは、ぜんぜん思っていません。
むしろ、目標や目的が明確な方にとっては、行くべき場所の一つだと思います。
例えば、看護師になりたいけど経済的に厳しいから奨学金を借りて看護大学(専門)に行きたい。
○○をどうしても勉強したいから、あの大学に行きたい。
〇〇教授のゼミに絶対に参加したい。
教師になりたい。(医者などの大学に行かないとなれない専門職も含め)
というような明確な理由があって金銭的に困っている学生は奨学金を借りるべきで、この奨学金制度が役に立つはず。
数は少ないですが、返済不要の奨学金も調べればありますよね。
「やりたい事を探すため」に大学進学を目指す人もいますが、やりたい事を探すのは大学以外でも出来ます。
大学という狭い世界に縛られない方が自由度も可能性も高まります。
やりたい事を見つけて、その必要性に迫られた時に大学進学を目指すことも出来ます。
大学進学のタイミングは自分で選べます。
目的がないのに400万円もの借金(負債)を背負うのは、リスクが高過ぎると思いませんか?
大学はいくつになっても行ける
大学は高校卒業をしてから、すぐに行かなければいけない訳じゃない。
必要性を感じて大人になってから行っても全然良い。
むしろ、その方が有意義な学生生活になるのでは?
奨学金を借りるには、お金の知識が必要
奨学金は借金(ローン)です。
多額の借金をするという認識を奨学金を借りる前に、自分で調べたり、親と話しあう必要があります。
それなのに奨学金=多額の借金(負債)になるという認識を本人(および親)が持っていないことが多いです。
400万円以上の借金を非常に軽く捉えている人が多いです。
もちろん学校での正しい説明も必要だと思いますが、多くの先生は一人で何人もの学生を相手にしていて、それぞれの家の経済状況にまで寄り添う余裕はないでしょう。
日本のお金・経済へ現実的な教育は現状不足しているので、お金の教育は親がするもの・自分自身で学ぶものです。
400万円という多額の借金をする事、それを何年も(下手したら何十年も)かけて返済する責任を本人(子供)が負う事、そんな借金をしてまで大学に行きたい理由・行かなければならない理由が本当にあるのか?
を子供が納得するまで話し合ったり、親が子供へ教えたり、子供自身が勉強したり(図書館へ行けばいくらでも学べます)していますか?しましたか?
高校生では、具体的に知らない事も多いかもしれませんが、お金を借りるのであれば知って理解する必要があります。
だって奨学金を借りるのは、親ではなく学生本人ですから。
キチンと説明すれば、いかに大きな借金(負債)を背負うことになるのかを理解できる年齢のはずです。
もしそれが理解できないのなら、奨学金を借りるのは本人のために止めた方が良い。
大学進学に借金をする価値が本当にあると思うのなら、覚悟を決めるしかありません。
自分の人生です。
必要な情報は自分で調べるしかない
有益な情報・必要な情報は自分で調べなければ分からないというのは日本の良くないところです。
でも逆に、大学進学を考え出す16~18歳の時に自ら奨学金制度のメリット・デメリット・リスクを調べて自分の頭で真剣に考えて判断することができたら、その経験はその後の人生にも確実にプラスになるでしょう。
情報弱者にならないために、まずは自分で調べましょう。
ネットや図書館には情報が溢れています。
余談
私は大学へ行きませんでした。
お金がなかったからではなく、必要性を感じなかったからです。
いま後悔はまったくありません。
でも高校生の頃に大学でしかできないこと・やりたい事を見つけていたら奨学金を借りて進学を選んだと思います。
日本人はお金が大好きなのに、お金の話題を何かと避けがちですが、いつか子育てをする機会があれば、お金の話は進んでする家庭にします。
お金は一番大切なモノではないけれど、生きていく上で絶対に必要なのは間違いないから。
お金の最低限の基礎知識は、社会人になるまでに身に付けておくべき知識の一つです。
お金の話をすることは、恥ずかしいことでも悪いことでもありません。
私は子供の頃からお金というものに興味があり、お金の話をしたり・調べたりするのが好きでしたが、それを親が何となくあまりよく思っていないことは知っていました。
このお父さんが教える13歳からの金融入門 [ デヴィッド・W.ビアンキ ]は、著者自身の息子が13歳のときに、お金のことを教えるために書いた本です。
とても分かりやすく優しい語り口で、大人が読んでも勉強になる部分があります。
家庭内でお金の話をする導入のきっかけには、とてもオススメです。
↓もオススメ。
分かりやすい言葉で必要な事が書かれています。
学校では教えてくれない大事なお金の知識が詰まっています。
お金の情報・知識を知らないというのは、それだけで損してしまう事が多いです。
お金の大切さ・正しい使い方・正しい知識を子供の頃から学ぶことは重要です。
余談2 子供時代のお小遣い事情
小学生のころからお年玉の総額を12で割って、毎月いくらまで使えるのかを自発的に計算して、それを毎月超えないようにお小遣いとして使っていました。
そして年末にも、年始に頂いたお年玉が少し残っているような子供でした。
(お年玉は周囲の友達と比べると、平均かすこし少ないくらいだったと思います。)
親からのお小遣いは、小学四年生から毎月下記金額をもらっていました。
小学四年生 | 400円 |
小学五年生 | 500円 |
小学六年生 | 600円 |
中学一年生 | 1,000円 |
中学二年生 | 2,000円 |
中学三年生 | 3,000円 |
お小遣い以外には、中学生以上からは定期テスト90点以上で100円、100点で500円もらっていました。
高校生からはバイトをしていたので、お小遣いは貰っていません。
(携帯代は自分で払っていました)
KAKO
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