こんにちは、KAKOです。
↑出産レポの続きです。
【AM10:00】過ぎ、総合病院へ到着
タクシーを降りた瞬間に陣痛が。
病院入口のすぐ横で、倒れ込むようにして四つん這いに。
ちょうど外来受付の患者さんで賑わう時間帯だったこともあり、見世物状態に。
「母が陣痛なんです」と言うと、ご年配の夫婦が「頑張って」と声をかけてくれているのが、片隅に聞こえた。
病院から借りた車椅子に乗って産婦人科外来へ。
外来へ到着して看護師さんへ名前をいうと、すぐ診察室で内診。
「子宮口4センチ開いているね~。入院です。」と言われた。
内診が終わり内診台から降りたタイミングで陣痛が来て下半身裸で、また四つん這い。
4階の産科病棟へ移動。
陣痛室で改めて助産師さんに内診される。
「子宮口6~7センチ開いてますね。」と言われる。
ついさっき1階の外来では4センチと言われたのに・・・初産では子宮口が開くのに時間がかかると聞いていたけど、めっちゃ早いやん。
陣痛は2,3分の間隔。
「いきみたい」という感覚はなく、ただただ痛い。
陣痛を逃す(耐える)のが辛すぎる。
腰骨が折れたみたいな痛み。(折ったことないけど)
私の陣痛は腰が痛くなるタイプで、お腹はあまり痛いと感じなかった。
痛かったのかもしれないけれど、とにかく腰が痛くて痛くて。
【am11:00】分娩台へ移動
「動ける内に分娩台へ移動しよう」と助産師さんに言われる。
陣痛の波が去ったタイミングで助産師さんと旦那に担がれるようにして移動。
移動後、内診。
「子宮口9.5センチ。子宮口が柔らかいから、お昼には生まれるね~」という声が聞こえる。「いきみたかったら、もういきんで良いよ〜」と言われる。
ここで問題発生。「いきみたい」って何ぞや!?
「いきみたさ」がよく分からない問題。
よく「いきみたい」のを我慢するのが大変だった!とか便を出したくなる感じ!とか云うけど私にはそれが全く無かった。
陣痛の痛みが来たら適当にいきんでみるけど、よく分からない。
腰は割れたように痛いけど、全然いきみたくない・・・!
どういうことだ、聞いてた話と違うやん。
お産が進めば自動的に「いきみたい」状態になると思ってたけど、現実は違った。
やばい、生める!?
【am11:30】
子宮口が全開の10センチに開く。
先生登場。
ここからが地獄だった。
お昼までに生まれるという助産師さん達の予想は外れることに。
子宮口全開からが長かった。
何故なら「いきむ」のが下手な妊婦だったから!!
言い訳すると、下手だったというか「いきみたさ」が無いのに、いきまなきゃいけないという状況なのが辛すぎた。
「陣痛の痛みが1番強い時に、腕はサドルバーを引く。足は踏ん張る。お尻を前に突出すようにいきんで!」という指導を助産師さん、先生から何度も言われる。
その指導が陣痛の痛みがマックスの中、頭に全然入ってこなさすぎて混乱。
分からないなりに痛みが来たら、いきんでみる。
「いきむタイミングが勿体ない。陣痛の波がマックスの時にいきんで。」と言われる。
波がマックスの時って、どこ?いつ?分かんないです私。
普通、分かるの????
助産師さんが、いきむタイミングを教えてくれるようになる。
「あともう一回、深呼吸したあとにいきんで!!」みたいな感じで。
いきむタイミングで、何人かの助産師さんに交代で、お腹をグイグイ押される。
助産師さんが教えてくれるタイミングで、いきむとお産が進んでいくのが分かる。
産道を赤ちゃんが通って?降りて?くるのが分かる。
でも赤ちゃん出てこなーい。
とうとう先生がお腹を万力の力を込めてグイグイ押す。
でも、出ない。
「骨盤が小さい?1番狭いところで止まっちゃってるね~」という声が聞こえる。
「吸引分娩します」という声。
吸引分娩について説明されたけど、全然覚えていない。
もう辛すぎて吸引分娩でも何でも良いから助けて~!と思ってた。
吸引されながら、いきむ。
(けっこうな力を込めて先生が吸引していた、先生の顔が真っ赤になるくらい。と立会いしてくれていた母から後日聞いた。)
何度目からの「いきみ」で赤ちゃんが股に挟まってる感覚あり。
「長めにいきんで~!」と言われ、出来る限り長めにいきむ。
私の顔が真っ赤から紫色になっていた。と旦那にその後言われた。
よく聞く「ドゥルンって赤ちゃんが出る感覚」とかは無かったけど、
「いきまなくて良いよ〜」と言われた事で、赤ちゃん生まれたんだ。と思う。
でも、まだだった。
頭と片腕だけが出て、そこで止まる。
助産師さんが、なんか股でグイグイやってるのが分かる。
「ちょっといきんで~」と言われる。
ちょっと、いきむ。
赤ちゃんの大きな産声が聞こえた。
(血とか大量に写っていたので、敢えてブレている写真をモノクロで。)
【pm13:22】赤ちゃん誕生
赤ちゃん誕生。
放心状態。
旦那が目に涙をためているのが見えた。
お腹の上に赤ちゃん。
ちょっとカンガルーケアをした後、赤ちゃんをキレイにしてもらうため一旦、見えない位置へ。
終わった、、と脱力。
会陰切開したところを縫ってもらう。
麻酔が効いていない部分が縫われると超痛い。
痛みに身もだえ。
陣痛の痛みを耐えた直後だから会陰切開の部位を縫うのは痛くない。
気にならなかった。とかよく聞くけど、私の場合は普通に痛かった。
先生に「動かないで~」と言われた。
(溶ける糸で抜糸は不要)
赤ちゃんは2,990グラム。
前日の健診では、2,600~2,700グラムくらいと聞いていたけど300グラムも大きかった。
ずっと小さめ小さめと言われていたけど、云うほど小さくなかった。
先生にも「けっこう大きかったね」と言われた。
分娩台に寝たまま2時間ほど休憩。
その間、少しだけ旦那と3人きりに。
やっと実感が湧いてきて、ちょっと泣く。
小さくて可愛い。
助産師さんに肩を貸してもらいながら病室へ歩いて移動。
16:00頃、母に買ってきてもらった軽食を食べる。
みんな帰る。
目を瞑って休む。
18:00過ぎに夜ごはん。
出産について
病院についたのが10:00過ぎ。
生まれたのが13:22だったので、病院に到着してからは3時間20分ほどで生まれました。
陣痛が10分間隔を切ったのが8:00過ぎてからだったので、陣痛~出産までは約5時間のスピード出産でした。
初産だったので、こんなに早くお産が進むとは思っておらず進む速さに驚きました。
色々な方の出産レポを事前に読みまくっていましたが、本当にお産は十人十色で全然違うんだなと身をもって実感。
旦那だけが出産に立ち会えると思っていましたが、分娩室の前で母と姉が待っていたところ助産師さんが「ご家族ですか?中へどうぞ~」という感じで案内されて、結果的に旦那・母・姉の三人が陣痛~出産に立ち会うことに。
私は良かったですが(陣痛が痛すぎて何も考えられない)旦那だけに立ち会ってもらいたい・そもそも立会いを望まない方などは事前に、その旨を病院側へ周知されたほうが良いです。
陣痛が進むと話す余裕もなくなるので。
「自分で出ていって欲しい」などは言いにくいと思うので、そういう事は助産師さんから言ってもらった方が円満です。
KAKO
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