【バリ島】実体験「ぼったくり両替所」の手口がいやらしい!良すぎるレートは要注意!

良すぎるレートにご用心

 
こんにちは、KAKOです。 
海外にいくと気になる両替事情。

 
どこの国へ行くときも基本的には、こんな感じでレートの良し悪しがあります。

悪いレート  日本での両替
 現地空港の両替所
 現地デパート
観光地などの両替所
 良いレート  現地町中の両替所

海外旅行へ行く際には日本では両替を行わず、現地の空港で市内(もしくはホテル)に行くまでに必要な分だけを両替して、残り必要な両替は現地市内の両替所を利用するようにしています。

このやり方で、困った事はこれまでの海外旅行では無かったので今回のバリ島旅行でもクタ市内で、両替をしようと軽く考えていました。
 
 

が、しかし・・・!

クタ周辺には悪徳な両替所(両替詐欺)が多すぎ。

正規な両替所より悪徳な両替所が目につく気がするのは気のせいだろうか。。。
いや、気のせいではなく至る所に・・・!

見分け方は超簡単でレートの良すぎる両替所は悪徳。
沢山見て回ってきましたが、ほぼほぼ間違いありません。
  

レートの調べ方は、為替レートを簡単に調べられる無料アプリがたくさんあるので旅行前に一つはダウンロードして使い方に慣れておくのをオススメ。
現地で、両替を行う日には最新レートを必ずチェック。

その日の為替レートよりも、高ければ高確率でその両替所はぼったくり!!!
為替レートよりも少し低いのが普通(正しい)です。

あえて悪徳両替所で両替をトライ!

我々夫婦は後学のため、高すぎるレートを掲げているいくつかの両替所をまわって、両替をトライしてきた。
どんな手法で騙してくるのか単純に興味が。
 
 
旅慣れていない方は、
控えめに言って「まじ危険」なので絶対に止めてください。
トライする際には自己責任で。
 
 

ケース1)

まず、バリ島の紙幣はケタが多い
お金の呼び方は、RP(ルピア)です。


2017年8月現在だとインドネシアルピア(RP)の金額から二桁ゼロを取り、2割減した額がおおよその日本円になります。
例)RP 2,000→約16円。 RP 100,000→約800円

 

多くの観光客が初めて使う不慣れな外貨で、更にケタも多いので混乱しそう。
 

両替は旅行の始まりにする事が多いですよね。
そして旅が始まったばかりの頃はまだ、その国の紙幣に特に慣れていない時期です。

この不慣れな状態の混乱を狙ったトリックをしかてくる両替所があるので要注意。 
 
その店のレートは、日本円¥1=RP124.2と掲示していました。
(その時の為替レートが119だったので、明らかに良すぎるレート。やばい
 
1万円を両替すると、この店のレートの場合正しくはRP1,242,000手に入ることに

:1万円を両替したらレートは124.2だから、1,242,000ルピアだよね?もちろんNo Tax(No commision)だよね?(お金を渡す前に)

両替屋:そうだよ~!(めちゃ笑顔)

 

1万円を渡す。
相手が本物かどうか「透かし」がキチンとあるかどうかを確認する。
1万円はカウンターの重しの下へ置く。(私たちからも見える位置)

まず1,000,000ルピアを渡されるので、両替屋と私たちの双方でダブルチェック。
ここまではキチンとした両替所でも、ほぼ同様の流れ。
 

次に 200,000ルピア(100,000ルピアを2枚)を渡してくる。

と見せかけて、、、

   

RP 20,000を渡してくる!!!
(RP 10,000を2枚)

200,000を20,000の
一桁少ない紙幣にして渡してくる
おい、確信犯!!!
 

:コレ、一桁少ないよ。違うよ~。

両替屋:Oh, Sorry…

 
笑顔で謝りながら、何故か1万円を返してくる。
現地のお金はもちろん回収。
 
騙せない客だと分かるとすぐに帰れ」と言わんばかりの態度に豹変
もしくは最初に『ない』と確認していたはずの、『tax(あるいはcommission)があるから〜』とか平気で言い出す。

店前に堂々と両替レートを掲げているにもかかわらず、
そのレートで両替を決してしてはくれない。(店が損するからね)

 
騙されない客は客ではないという対応。

個人的な感覚だと観光客を騙すために、両替所をやっているなんて有り得ない。。

騙すための商売なんて『おいコラ!普通に詐欺!!』と言わざるを得ない。
 
 

ケース2)

今度のレートは125.9の両替所。
(その時の為替レートが119なので、こちらも明らかに良すぎるレート。)
 
 
しかも両替屋の兄ちゃんはイカツイ怖めな二人組
 
  
最初の流れは「ケース1」と一緒で、
表記のレートが正しいか?表記されていないTAX(Commision)を取らないか?を確認。
 
  
この店のレートだと正しくはRP 1,259,000になるが、はたして・・・。
 
 
①まず同じようにRP 1,000,000を渡されて、チェックするように言われる。
チェックして、キチンと合っていることを確認。
(私たちは旦那と私で、ダブルチェックするようにしている。)
 
②次に、残りのRP 259,000よりRP 1,000多いRP 260,000を渡されて

両替屋:丁度ないからRP 1,000返してくれる?

 
まずは、渡されたRP 260,000が正しいか確認。

旦那と2人でダブルチェックして、合っている!!
おかしい・・・ココは確実に黒なはず。。
(だって・・・こんな良いレートはありえない。)

念のため、3度目の確認をする。

それでも合っている。
 
 
え・・・ただレートが良いだけ??と少し気が緩む。
 
  
その後、RP 1,000を返すために渡そうとしたら・・・・・・
 
 
 
両替屋が何故かまたすべてのお金(ルピア)をまとめて数え直し
私達に渡してきた。
 
 
ちょーーーーー怪しい。。
何故、また数えた??
 
 
なんか・・・・・心なしか枚数が少なくなっている気がする。
『こいつ、数えながら抜いただろ。』
と思いながら同様の考えの旦那と顔を見合わす。
 
RP 1,000を渡さずに

Final checkするよ

 

両替屋の態度が豹変!

イカツイ男2人が怒鳴るように大きな声で

1,000 Back!

1,000 Back!

1,000 Back!

 
 
とまくし立ててくる。
ただ、まくし立てながらなんだか焦っても見える2人。
  

ゆっくり落ち着いて数えていいよ。

 
 
 
と旦那が私に冷静に声をかけてくる。
 
 
ゆっくりと数える。
やっぱり少ない。
200,000少ない。
 
 
あらためて旦那と顔を見合わせると、
両替屋は私たちは騙せないと思った様で、ルピアを奪うように回収。
 
  
もちろん一万円は我々が回収。
 
  
最後は、さっさと帰れ!帰れ!的な感じで追い立てられた。 
やはり騙されない客は客ではないということらしい。
 

個人的にはケース2の手口の方が、よりやらしいと思っている

ケタが多くて混乱ぎみな観光客に対してあえて1000ルピアのお釣りが必要なレートに設定して、1000ルピア返金を強いるところ。ずる賢い。
 
紙幣のケタが正しいか・枚数が正しいか数えるという手間以外に、
こちらが両替屋に「1000バックする必要がある」というプラスの要素を加えてくることで、より複雑にしようとしている。
 
  
更に、イカツイ大人の男2人で『1000 back!!』と大声でまくし立てて、こちらを焦らせて(むしろ怖がらせて)・冷静さを失わせるように仕向け、確認しにくい雰囲気を作ろうとしている。
 
 
いやー、良い勉強になりました。

これまでアジアだと、マレーシアに旅行で2回・フィリピンに英語留学で四カ月滞在の経験がありますが、こんなヒドイ両替屋には出会ったのは初めて

 
 
フィリピンにもマレーシアにもレートの悪い両替屋は沢山ありましたが、
こんな「いやらしい手口」で観光客からお金を奪おうとしてくるのは初めてで、かなり驚きましたし有名な観光地の一つでもあるのに非常に残念。
  
  
バリ島(クタ)は悪い両替屋(ここでの悪いは「レートが悪い」ではない)の件数がかなり多いという印象で、騙されてしまったらレートが悪いどころではありません。
 
 
こういう非常識な両替屋は、レートだけは通りから見える目立つところに掲示し、実際の両替は少し奥まった、「通りから見えにくい場所」に移動して行うように誘導することが多いなど「身の危険」を感じもした。
 
私たちはレシートのくれるキチンとした両替屋で両替をしていました。

こちらは「PT. CENTRAL 」という両替所のレシート。

私たちがクタで滞在したCitadines Kuta Beach Baliの隣のコンビニ内にも併設されていたので、そこで何度かお世話に。

こんにちは、KAKOです。  クタで滞在した立地の良いホテルCitadines Kuta Beach Bali(シタディーン・クタ・ビー...

 

バリ島での両替は、レートが(無駄に)良いことが多い露店のような両替屋ではなく、少しレートが悪くても、しっかりとした構え(コンクリートの建物など)がある両替所や、デパート・コンビニ内にある両替屋の利用が安心でオススメ。
 
  
↓こんなベニヤ板な両替所なんかは絶対に利用しないでください。
100パーセント「ぼったくり・詐欺」とは言いませんが、経験上その可能性が非常に高い。

また、キチンとした構えの(レシートをくれる)両替所を含めて、すべての両替所で100%安全が保証されているということは決してありませんので用心は怠らないようにしましょう。
(これはバリ島に限らずどこでも。)

 

 海外で両替をする時の心構え

①どんな両替屋でもお金を渡されたら、その場で落ち着いて数える。
 
渡されたお金が正しいと確信するまでは、両替台(カウンター)の前から絶対に動かない!!
これ鉄則!!
後ろで待っている人がいるから横にずれるとかも絶対にしてはいけない。
↑動いちゃったら最後、間違っていて指摘しても何もしてくれません。

②レシートへサインを求められた際は、必ず渡されたお金が正しいと確認出来てからサインしてください。
サイン後に間違いを指摘しても①と同様に何もしてくれません。
 
③もし、間違っていたら間違いを冷静に指摘する。

 

 日本人であるということ・・・

インドネシアの人たちは、基本的に親日で親切な人もたくさんいます。
それは、もちろん分かっています。
 
それでも、両替屋やタクシーで『ニホンジン?』『日本人?』
とバリ島で聞かれると「ニホンジン=カモ!」と思っているのでは?と何だか疑ってしまう。
 
 
 
そんな風に疑うのは嫌、、、、、
でも騙されるのは、もっっっと嫌。
 
  
そんなやらしい手口で、観光客からお金が取れると思わないで欲しい。

そんな両替所が多いということは、紹介した手口で騙されてしまう観光客が多いという事。

少しでも騙される観光客が減って、ダメな両替所が減ると良いな。
 
こんにちは、KAKOです。   今回は、バリ島での移動手段について。  バリ島での移動は、ほぼ「徒歩」か「タクシー」でした。    ...
こんにちは、KAKOです。     たまたまレギャン通りを歩いていて見かけたカフェは、 冷たいおしぼりで「おもてなし」してく...
こんにちは、KAKOです。  クタで滞在した立地の良いホテルCitadines Kuta Beach Bali(シタディーン・クタ・ビー...
The following two tabs change content below.

KAKO

新米ママ
乾燥性敏感肌が悩み。フィリピン留学が私の人生の転機。つるっと殻が剥けるストレスレスなゆで卵をつくれます。記録することが好き。移動中すぐ寝る。

コメント

  1. ジスママ より:

    こんにちは。バリのシタディーンホテルを調べていたらこちらにたどりつきました。
    とても参考になりました。
    去年バリに子連れで行ったのですが、クタの両替屋でだまされてしまい(目の前で数えてもらい自分でも数え確かに合っていたのに一旦あっちに紙幣を戻されてから渡され、外に出てから数えたら抜きとられていた)、確かにレートが他と比べて一番いいところだったんです…。こちらのブログみていればよかったのにな。
    そしてびっくりしたのが、わたし去年まで上福岡に住んでました笑 上福岡総合病院は 2人目の妊娠の判定で一度行きました!その後愛和病院に通い産みました。
    いまは実家のある都内に住んでますが昨日も上福岡に ママ友飲み会で行ってきましたよ〜!
    ついつい、上福岡という文字に反応してしまい、勝手に親近感を持ってコメントしてしまいすみません。
    とても読みやすく、面白く役に立つ記事ばかりで楽しんで読ませていただきました。

    • KAKO より:

      こんにちは。
      上福岡にお住まいだったのですね。
      マイナーな地域なので、なんだか面白い繋がりに感じてしまいます。

      ブログへの嬉しい感想ありがとうございます。
      バリは観光地として、とても魅力的ですが両替屋はなかなか厄介でした。
      騙されてしまったのですね・・・あのやり口は汚いので、結構な数の観光客が被害にあっているのではと想像しています。

      コメント有難うございました。